
デジタルハリウッド大学UIUX専攻に通い始めて早くも3ヶ月が経過しました。
デジハリでどのようなことを学べるのかについては
詳しくは別の記事で詳しく解説してきたいと思います。
なにをこの3ヶ月で学んだかというとざっくり紹介すると
・デザインとしての基本(デザイン4原則とか)
・フォントの選び方とか諸々
・紙媒体のデザインプロセス
・illustrator の使い方
これらをプロのデザイナーの方から課題に対してFBをもらったり、
クラスメイトとディスカッションを通じて独学の時と比べて体系立て学べたと感じています。
そして3ヶ月の集大成としてデータをビジュアライズする
インフォグラフィックに取り組みました。
Contents
アイソメトリックを使用した作品を制作しました
スマホ・デジタル社会で生活する25歳OLに焦点を当て、ある1日を表現しました。
はじめての制作だったということもあり、
制作期間はおよそ1ヶ月で120時間程度かかりました。
コンセプトを固めるのに3週間、デザイン作業に2週間です。
せっかくなので今回の制作過程を振り返ってみたいと思います。
制作フローはこんな感じで進めました
与えられたお題は「自由課題」近いもので
データをビジュアライズすることが大テーマでした。
私の制作過程についてこれから書いていきますが、
手を動かすデザイン作業より8割はコンセプトで決まる印象でした。
・テーマ/コンセプト案作成・ストーリーを検討
・下書きで視覚化(紙・簡単に複数ラフ案作成)
・デザイン着手 ひとつひとつ振り返ってみます。
テーマ/コンセプト案作成
自由テーマだったこともあり、
幸い私はすぐにテーマ・コンセプトを決めることができました。
テーマ決定でまず念頭に置いていたことは、
1.「ポートフォリオ 」になり、今後制作をしていく中で需要があり目を引くもの。
2.誰かの課題を解決すること。
→経験則や仮説、誰かからのヒアリンングでもなんでもいいと思います。
3.文字なくても理解できること
この軸から下記のコンセプトの大枠を作成しました。
[box class=”blue_box” title=””]
・近年のwebデザインでアイソメトリックが多用されており、ポートフォリオに有効。
・webサービスのグロース担当として感じたペルソナ・カスタマージャーニーの重要性
→イラスト化されてたら誰しもひと目でわかるし、文章以上に施策のアイデアが浮かびやすいのでは。
[/box]
ざっくりですがこれらの軸から作成したコンセプト案がこちら。
手を動かす中で徐々に変更した箇所はありますが、
方向性はブレずに進めることはできていました。
下書きでラフ案作成。自分の中で最大の失敗であり、反省点。
コンセント、ストーリーが決定。
自分の中の想定ではある程度方向性とデザインイメージがあったので
ラフ案さえできればほぼ完成したも同然と頭の中で思っていました、、、、、
紙に実際に書いてみる……..
「思うようなイラストの雰囲気が出せない、、、」
「そもそもラフ案でどこまで書けばいいの(イラストまで??)」
満足に人物ひとりすら描くことができない、
さらに1日の流れを詳細にイラストに落とし込むために、
どこに物を配置するのかということも全く考えられていませんでした。
当時のラフ案がこちら。
終わってる、、、何も書けてません。
土台だけなんとか作って挫折しています。
この失敗に起因したこと
プロのデザイナーの方、クラスメイトの方からFBをいただき、
初制作だったこともありますが、今回の失敗に2つの観点が起因していたと考えています。
1.圧倒的にデザインを見る量が欠如していたこと
→Pinterestを隙間時間にひたすらピン留めを行い、ざっと1日50作品は閲覧して解決。
2.あくまでラフ案であり、制作していく中で発見や気付きがあるということ。
→どのような生活シーンを表現するかを文章に書き起こし、人物やモノについては箇条書きでリスト化。
ついにデザイン着手を開始
イラストレーターに向ったのは期限の2週間前。
膨大なイラスト量に焦りと不安しかありません。
さらに追い討ちをかけます。
初日に8時間着手してこれしか進みませんでした。
寂しすぎます。終わりを感じました。
インプットとアウトプットを続けた2週間。平日7h/休日10h、計100h作業に充てる。
圧倒的に窮地に追い込まれすぎた私は、
必然と本業以外の時間全てデザインに費やすこととなりました。
朝起きてpinterest、電車乗ってpinterest、ご飯食べながらpinterest。
→参考になる構図や雰囲気があればスクショで保存、確認。
歩きながら人の動きや街並み、お店の雰囲気から参考になりそうならメモ・反映。
誰よりもとにかく手を動かすことしか近道はない
最初はスピードは遅かったですが、
1週間すぎたあたりからは3倍以上に作業スピードは上がり、あまり頭を使わなくても作成できるまでになりました。
そこで感じたのは
手を動かすことでしか血肉にはならないということ。
web開発していても思いますが、これは絶対的に必要。頭を使い作業等を効率化することも大事ですが、
まずは手を動かすことに勝るスキルアップの方法はないなと強く感じました。
欲をいうとそこにプロによるFBの機会があればなお最高です。
提出当日の深夜2時に印刷所、キンコーズへ。
デザインが仕上がったのが期限当日の深夜2時に。
その時間に唯一営業しており、短納期可能だったのがキンコーズでした。
キンコーズでの印刷方法については別記事で紹介したいと思います。
最後に
ここまでアイソメトリック を使った作品の制作過程を紹介してきました。
まだまだ伝えたいこと、書きたいことがたくさんあるので度々更新していきます。
これからデザインを始める方、デジハリってどんなところなのか知りたい方は是非参考になればと思います。
[btn]デジタルハリウッドの情報はこちらから[/btn]

この記事を書いた人
Takahiro
平日はIT企業で務める側で、フロントエンド開発を学習中。デザインやプログラミングに関することを呟いてます。